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最愛 第二章・夢みる頃を過ぎても 23

しばらく僕たちはそのままキスをした。
僕は杏を抱きしめる以外何もしなかった。
柔らかい唇。
その唇に触れ、舌を吸われるだけでペニスがズキズキするのはいつ以来だろう。
掻き毟りたいほど胸が疼くのはいつ以来?
杏はもう僕の前からいなくならない。この瞬間はそれを強く感じて僕は杏を離すことが出来た。

杏は恥ずかしいのか離れるとすぐに下を向いて靴を脱ぎ、電気を点けてから落とした鞄とコートを拾った。
「それいい?」
杏が引き出物の袋を指差した。
「うん」
僕は二つの引き出物の袋を持って急いで靴を脱いだ。
キッチンに天板がガラス製のダイニングテーブルがあった。
その上に引き出物の袋を静かに置いてからコートと上着を脱いでそれらを椅子の背もたれにかけた。
杏はさらに奥に進みながらベルトを外し、ストッキングを脱いでからワンピースの裾を引っ張り上げてサーモンピンク色のスリップ姿になった。
肩紐のないブラジャーと合体しているようなデザインのもの。
胸の谷間が左右のカップを結ぶ紐越しに見える。
いやらしい。
その姿で僕の方に戻ってきて僕のコートと上着をハンガーにかけ始めた。
僕はズボンを脱いでスーツをハンガーにかける後姿に抱きついた。
ヒールのあった靴を脱いだ分小さくなった。
僕の知っている杏の身長。
回した手の平に下着の感触を感じながら肩に唇を押し付ける。
杏は身をよじった。
「あっ、ダメ。シャワーが先って言ったでしょ」
僕はカップに包まれたままの胸を強く掴み、起立しているペニスを杏の腰に擦り付けた。
「ねぇ、なんでこんなにやらしい下着着けてるの?早く入れたくなっちゃった」
杏はハンガーにかけた上着を抱きしめて、玄関とは違う泣き声を上げた。
「本当にダメなの。旬とこうして立っているだけで……私力が入らないの。腰抜けそうなの」
「そうなの?」
僕はペニスを押し当てたまま右手で腰をそっと撫でた。
「あっ」
杏は言った通りに腰を落とした。
間一髪支える。
「もう、本当に。本当にダメなの」
僕の腕の中でもがきながらさっきと同類の声を上げる。
うー、その声もゾクゾクする。もっと聴かせてと本来の性が思ってしまう。
杏は体勢を立て直して部屋の奥のカーテンレールにハンガーをかけた。
部屋にはベッドと小さなテーブル、高さのないワイン色のソファー、姿見が置いてあった。
テーブルはやはり天板がガラス製のもの。
だが今のいたずらのせいで杏の両胸が下着から飛び出した。
杏は振り向いて、ズボンを手に持って近づいていた僕からズボンを受け取ろうと手を伸ばした。
僕の視線は手ではなく突然現れた杏の胸だ。しかも下着の上に見えると言うのが尚のことそそる。
やっぱり大きい。記憶より少しだけ乳輪の色が濃くなっている。
今の僕はその方が興奮する。そして、離れていた時間に益々嫉妬する。
本宮も……本宮も知っているのかな?杏の体。
杏は自分のその状態に僕の視線で気が付いたようだ。
どうせ脱ぐのに今さら下着に収めようとする。
「ヤッ。やらしいよ、今の旬の目」
僕はその手を掴んでソファーよりも薄いワイン色のカバーがかかっているベッドに杏を投げた。
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