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罪深き義母のよがり啼き 40

「相手……だって」
 省吾は意味あり気に言う。
 突然立ち込めた甘ったるい空気に呑まれそうで、秀美は慌てて冷蔵庫から自分のビールを出した。
 一応と四本の缶ビールを箱から出して冷蔵庫に入れる。
「ご飯は出てからがいいかな?」
「そうだね」
 すぐ後ろで声がしてハッとした。
 振り向くと省吾の顔が迫る。
「ちょっ……」
 発声が許されたのはそこまでだった。
 唇を押し付けられて、あっけなく舌を挿し込まれた。
 なにをしているの?
 思っても、押し退けることは出来ない。
 光輝の代わりとしてではなく、省吾を一人の男性として想っているからだ。

 気が付けば冷蔵庫に背中がピッタリとくっ付いている。
 省吾の右手は秀美の躰を弄り出す。
 それには、制止を促した。
「ダメよ。もうダメ」
「何が駄目?どうせ濡れているんでしょ?」
 省吾は右手をハーフ丈のパンツの中に入れた。
 ショーツに触れられて秀美は腕を掴む。
「本当にやめて。そういうことするなら、もう会わない」
「会わないのは嫌だよ。でも今したい。今……秀美さんのまんこ舐めたい」
「ダメ」
 秀美は眉間の皺を深めて省吾を睨む。
 省吾は手首を掴まれたまま、指先五ミリに触れる太腿を撫でる。
「じゃあ、少し触るだけ……早く……光輝出ちゃうから」
「だから……」
 秀美が怒り気味に言っても省吾はさらなる注文を出す。
「俺の触って……好きでしょ?秀美さん。俺のおちんちん」
 秀美は首を振る。
 こんな駆け引きの間に自分の裂け目はすっかり濡れている。躰が省吾を自分の男と覚えた証拠。
 その上触らされてはたまったものではない。
 キスこそしてしまったが、二階では夫が眠っているのだ。
「じゃ、じゃあ、キスさせて。一瞬でいいから……お願いだよ」
「だから……」
「眠れないよ……いるのに。同じところにいるのに触れないなんてさ……お願いだから」
「もうっ……出てきちゃうよ」
 口では言ったが、切実な甘える声に折れた。
 秀美が手を緩めると省吾はハーフパンツを下ろして床に膝をついた。
「秀美さんがいけないんだよ。こんな風に俺らをしちゃうんだから」
 ショーツを脇に寄せて舌を伸ばす。
「あっ……」
 秀美は吐息を洩らして、噤むための力を唇に込めた。
 淫唇をかき分けた舌にヌルヌルとした粘膜を柔らかく撫でられる。
「うっ」
 声を殺して、太腿を開くことに努める。
 ソフトなタッチなのに、心得た舌は灼けるような切なさを送り込む。
 こんな風に俺らを……確かに聞こえたが、スッと身に入り、気に留まることはなかった。



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