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罪深き義母のよがり啼き 33

 光輝にキスをされた時は必死だった。
 いけない、流されては、受け入れてはいけないと。
 柳沢の口ぶりでは夫も心配していること。
 それが無くとも、息子となんて夫への最大の裏切りになる。
 その一点に心の焦点が絞られるほどに、光輝の全てに嫌悪などまるでなかったのだ。
 愛する夫の息子なのに。
 驚愕する自分の神経を柳沢との電話で再確認させられた。
 けれども、求めることは出来ない。
 その矛先が省吾に向かった。
 背格好や性格、幼さ残る笑い方までが似ているから。
 光輝のことや近藤のことももちろんあったが、それはなけなしに残る良心のこじつけ。それ以上に会いたかった。自分を見て欲しい。以前の光輝のように。
 どういう形にしろ誘ってくることは覚悟の上だったし、あわよくばと秀美も思っていた。でなければ、自分を女と見ている男性に会ったりしない。躰が心にそう仕向けていた。

 
 だから、あの電話の通りにスカートを穿いてきた。
 あの「スカート」は痴漢行為をする上での淫望だったことぐらいは解っている。
 それでも、敢えてスカートを選んだ。
 一回り以上の女性がスカートを穿こうがパンツスタイルだろうが構わないのかも知れない。
 でも女は身に付けるもので気持ちも躰も変わる。揺るぎ無い覚悟を持って、脈を逸らせる。
 秀美は、お気に入りの下着をも身に付けていた。

 省吾は、それ以上何も言わない秀美の手を掴んでホテルに入った。
 二つ上がるだけのエレベーターももどかしい。
 部屋に入って肩にかけていたキャンバスバッグを投げると、炎の塊のように秀美にぶつかって来た。
 ベッドに倒され、唇を塞がれる。互いの舌がぶつかって、秀美は鼻を鳴らし、省吾は小さく唸った。
 捲れ上がったスカート越しの裂け目に省吾の太腿を感じて、秀美は腰を反らせる。
 その動きがさらに強い摩擦を生んで、秀美は堪らずに腰をくねらせた。

「はぁ……はぁ……秀美さん」
 苦しいほどに昂揚しているのだ。省吾は息を乱して、秀美のブラウスのボタンを外し出す。
 秀美も下からそれを手伝おうとするが外したのは一つだけ。
「ぬ、脱いで」
 省吾が無理やり引っ張ろうとするから、秀美は躰を起こして肩を抜いた。
 だが、思う。
 こんな乳輪を見られたら……。
 秀美が唯一危惧したのはこの乳輪だ。
 それなりに経験がある者でも珍しいと口にするほどなのに、これほど若い男性に見られるのは二十代初めの頃以来だ。
「あ、あのさ、電気消してよ。シャワーだって」
 秀美は、ブラジャーをしたままの胸を右手で覆う。
「無理だよ。もう無理……好きなんだよ。ずっと……初めて会った時から」
 切実な顔と共に秀美に突き刺さるのは興奮を通り越して泣き出しそうな声だ。
 省吾はまた秀美を倒して胸の谷間に唇を押し付ける。
 右手は忙しなく肩紐を落とし、カップを捲る。
 寄せようとした顔が止まった。
 バストが大きいだけではない。可愛さには程遠い大きくプックリと膨らんだ乳輪なのだ。
「おっきくて、気持ち悪いでしょ?」
 秀美は、今初めて自分の顔の熱を感じた。
 返って来たのは意外な言葉だ。
「わぁ、ピンク……なんだね」
 省吾は反対側のカップを捲る。肩でするほど乱れている呼吸を律するように潜めてから、両方の乳房を掴んだ。
 秀美を見る。
 そして、叫んだ。
「好きなんだよっ」


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