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罪深き義母のよがり啼き 20

 ハッとして秀美は幸作を離す。
 脱いだものを片手に持つ柳沢の視線が部屋の中央で抱き合う二人全体を捉えた後で、一点に留まったのを感じる。
 幸作が掴んでいる乳房だ。
 秀美は慌てて前を合わせた。
「つ、次は私ね」
 柳沢の横をすり抜けて浴室に入った。
 ドアを閉めて、思う。
 今さら恥ずかしがってどうするの。自分だって見たくせに。
 目に焼きついたのは盛り上がる白いタオル。
 柳沢が秀美の胸を捉えたように、秀美は白いタオルに覆われた股間に目をやっていた。
 思い出してしまう。昨夜、握ってしまった光輝の男根を。
 嫌と言うほど見て来たものに、あの頃はお金にしか見えなかったものに、これほどこだわるなんて。
 秀美はチュニックを脱ぎ、デニム、ショーツと下ろした。
 分かっていたがデニムまで濡れている。目に付いたティッシュでショーツ共々割れ目付近を拭ってから、シャワーを浴びた。

 バスローブを着てドアを開けると、幸作はYシャツまでをハンガーにかけ終えたところだった。柳沢はバスタオルを腰に巻いたまま窓際の椅子に腰かけて、缶ビールを飲んでいる。
「お待たせ。バスローブにしちゃったけど良かったかな?」
 秀美は幸作のそばに寄りながら声をかけて自分の脱いだものをハンガーにかけた。
 すぐに幸作が浴室に入る。
 離れているのも不自然に思えて、秀美は柳沢の横のベッドに腰を下ろした。
「飲む?」
「ううん。いい」
 缶ビールを指差す柳沢に首を振って、窓の外を意識して見た。
 カーテンが空いているために良く磨かれたその窓にも柳沢の上半身が映るが、直接よりは幾分いい。
 それすらも見ないように夜景が作る光を瞳に映した。
 もう何も考えられない。何も隠せない。幸作さんと柳沢さんに身を任せよう。
 秀美は上がっている息遣いを悟られまいとして、静かな呼吸を心がけた。

 柳沢が立ち上がった。
 秀美は見る。
 なに?……そんな間はなかった。
 柳沢は秀美を見たまま腰に巻いていたバスタオルを座っていた椅子に投げた。秀美の顎下に指を入れて、唇を重ねる。
 柳沢の白髪交じりの前髪がぼんやり見えた。幸作さんは?問いたいのに封じるように舌を挿し込まれて押し倒される。凶器のように硬く張り詰めた男根をバスローブ越しの太腿に押し付けられると、「うっ」と喉が鳴った。
 一枚隔てているのに脈打つ熱が伝わる気さえする。
 足を閉じたいような開きたいようなむず痒さに裂け目が襲われる。
 女の欲望を喉から発したことで柳沢は勢い付いたらしく秀美の舌に舌を絡める。
 秀美はのけ反るようにベッドから背中を浮かす。呼吸もままならずにビールの味がする唾液に溺れる錯覚をした。
「んっ……んんっ……」
 柳沢の背中に両手を回すと柳沢は唇を離した。
「もう少し、上行こう」
「あ、でも、幸作さんが」
「平気だよ……ほら、上に。それも脱いで」
「でも……」
 口だけは、さも理性を保っているように動く。だが躰は言われた通りに上にずれて、枕に頭をつけた。
 ベッドの周りに気配を探っても幸作はいない。ベッドの向こうが浴室であるが、洗面所を挟んでいるからか音は聞こえない。
 全裸の柳沢は秀美の躰に重なり、強く抱きしめた。
 秀美は耳孔にキスをされて、舌を挿し込まれると「ああっ」と濡れた声を洩らしながら、顎を突き出した。
 男同士、何かしら段取りは決められているのか。そんな思考は毛頭ない。
 下腹部に当たる男根に諸々への操が木端微塵にされかかっている。
 柳沢は耳たぶに歯を立てて秀美に「あっ」と言わせてから囁いた。
「秀美ちゃん……俺、ダメになる」
「え?」
「秀美ちゃんとは一回で終れない気がする……鮎川の前では言えないけど……そんな気がする」
 柳沢はいま一度耳孔にキスをしてからゆっくりと顔を上げて、秀美の顔を覗き込んだ。
 秀美に答があるわけがない。
 ただ瞳を揺らして柳沢の瞳の奥に見える強い想いに心までも愛撫されるだけだった。

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