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第五章 冷静と恥辱の狭間で 1

「かなり匂うね。初めてだよ、生理中の女とするの」
「だから、今日は……」
「時間は大事だよ。麗香に逢いたかった。本当だよ」
 私はベッドに括りつけられた。左右の手首と膝を固定されている。太腿を大きく開いて、腰の下には枕かなんかを置かれている。経血の口を晒すのは、鞭打ちなんかよりも非情だし異常。恥ずかしさ極まりない。
「思ったんだけどさ、少し形を変えようね」
「形?」
「俺に変えられたここをご主人に見せてあげなよ。気が付くかな?気が付くほど愛されていない奥さんだったら萎えるな。最後にしたのいつ?」
「覚えてない」
「うっそっ。本当は覚えているでしょ?どうしてしてくれないのって思っているんでしょ?」
「思っていないわよ」
「そうかな?ならさ、せっかくだから、今度、ここに来るまでにご主人としなね。その証拠を送っておいでよ。俺が嫉妬するくらいのやつ。ご主人としている最中の動画でもいいよ……でも、間違えてもご主人に送らないようにね。本当のご主人様に送るんだよ……他の男としたやつを」
「そんなことしない」
「するって言わないと舐めちゃうよ。今日の麗香のここ。俺もさっきたくさん出したから、俺の味もするかもね。血と精液の味。麗香と俺が交り合った、まさに体液」
 蛇の舌のように動く舌を見せられて、私は首を盛んに振っていた。
「い、いいいい嫌よ、やめて」
「やめて、は俺が好きな言葉だよ。麗香の口から聞くとゾクゾクする。もっとしてって聞こえるよ」
 隆一君は、天井を向いている秘めた口に顔を近づけた。
「ああっ、ダメ。本当にヤメテ」
 私は躰を揺する。足だって閉じたい。けれど、この状況で抵抗は意味がない。しかも、この間に口から溢れてくる。
 だから言う。
「するわよ。すればいいんでしょ」
「なにを?」
「だから、家で……主人と」
「そうだよ……俺の言う通りにすればいい。家でもね。本当のご主人様のために」
 隆一君は、ニヤッとして大袈裟に出した舌を引っ込めた。
「敏感な突起をさ、大きくしよう。卑猥に、いやらしく。俺好み」
 そう言って、手の平ほどの電気シェーバーのようなものを押し付けた。
「いっ、ひぐっ……な、なに」
「吸って震えてくれるはずだよ。電池が切れるまでずっと。へへーっ、欲しくなるかもね、これ。どれくらい……」
 途中から、聞こえなかった。昇り詰める神経に邪魔されて。喘ぎに消された。
「ほぁぁぁぁぁ……うおっ、ほあっ……いやっ……ああああああああああああっ」
 獣のようだと自負がある。絶頂感を止められない。背中が、腰が突っ張って、震える。クリトリスが私を狂わす。苦しい。苦しい。十分な快感なのに、もっとと願う。
「さぁ。こっちも」
 隆一君は、その機械をテープかなにかでグルグルと固定したらしく、お尻をいじり出した。
「ほあっ、ほあっ、ほああああああああああああっ」
 何かでお尻の孔を擦る。
 私は、秘めた孔からダラダラと溢れるのを感じる。でも止められない。この快感。お尻の孔とクリトリスだけを弄ばれながら、私は狂おしい快感を叫んだ。
 そう言えば、風邪をひいたのかとあの日の貞明さんは心配していた。自覚はなかったけれども、ここでかなりの声を張り上げていたみたい。声が掠れるほどに。
 また言われるかも。でもいい。いい。今はいい。
「ああっ、ほあっ。もっと……おおっ、もっとしてぇ。もっとよ……もっと苛めてぇぇぇぇ……」
 この初めて知る苦しい快感のためなら、私はなんでもできる。

 自分から迫ったことなんてない。ましてや時間も空いているし。変にしたら怪しまれそう。どうしたらいいの。
 でも、「した」証拠を送らないと隆一君は逢ってくれない。
 逢えない。
 オナニー動画はそれまでいらないと言っていたし。
 なにがなんでも、主人としないと。
 私は生理が終わる前から貞明さんの様子を注意深く探った。そして、生理の二日後の夜、それを決行した。
 特に気にしなかったけれど、最近の貞明さんはベッドに入ってからしばらく専門書を読む。それから、リモコンで部屋の電気を消して眠るということが型になっている。
 私は、貞明さんがベッドに入って専門書を手に取るタイミングでそっと寄り添った。
「貞明さんは勉強熱心ね。最近、病院は忙しいの?」
「まぁまぁだよ。どうして?」
「ううん。なんとなく……なんとなくね」
 私は貞明さんのお腹を撫でてから太腿を擦った。こんな露骨な誘い方をしたことがない。
 意味が理解できる?解かったら、断れないでしょ?
 貞明さんは、手に取った専門書を戻した。その手で何も言わずに、私の胸を弄って、じきにパジャマの中に手を入れてくる。
 いつかの通り。変わらない。これが貞明さんのやり方だもの。
 上の前を開いて、下を全て脱がす。キスをしながら、下に手を伸ばして……。
「ひあおっ」
 クリトリスを撫でられて、声を張り上げていた。
 貞明さんは、驚いた様子で私の顔を覗き込む。
「あっ、ご、ごめんなさい。つい……久しぶりだから」
 私は、顔の熱を感じた。光莉に聞こえたら、それに、こんな身も蓋もない声も上げたことがないのかも。でも、偽れないほど気持ちがいい。一回では無理だね、なんて隆一君は言っていたけれど、クリトリスの形は変わらなくても感度は変わったのかも。隆一君なら分かるけれど、貞明さんの指でここまで感じるなんてあり得ないから。
「してなくて、ごめんね」
 貞明さんは、頬のエクボを深めて指を艶めかしく動かした。
「ひぎぃぃっ」
 私は、目をギュッとつぶって腰をのけ反らせた。乳首を吸われて、貞明さんにしがみつく。
「あああっ、お願い、咬んで……強く……強くよ」
 あの途切れない絶頂感がたまらなく欲しくて、つい口を衝いていた。


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