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第四章 紅蓮の調教 5

 逢えると返したから、時間通りに来てしまったけれども、生理だから出来ないとなったら怒るかな?
 不安にかられる。でも、逢える嬉しさの方が強い。
 インターフォンを押して、マンションの入り口を開けてもらう。
 エレベーターに乗って、部屋の前まで来てからドア横のインターフォンを押した。
 この前のようにすぐにドアが開いて、隆一君のはにかんだ顔が……と思ったのに、インターフォンから「はい」と他人行儀な声がした。
「あ、あの麗香……です」
「あー、あのさ、入りたかったらそこで下着脱いでよ」
「え?」
「下だけでいいよ。ストッキングとパンツ。脱いで」
 なによ。ふざけているの?
「あ、あの、でも、今日生理で」
 周りを気にしながら小声で応える。
「あっそ。じゃあ、下全部脱いで」
 驚いた。
 全部?ここで?
 それに、生理だと告げたのに……するの?
「俺はドアのこっちでもう裸だよ。麗香も脱ぎなよ、そこで」
「そこでって……嫌よ。こんなところで」
 廊下よ、ここ。どうしてこんなところで服を脱がないといけないのよ。この今の会話だって誰かに聞かれているかも。私は、目敏く閉ざされている複数のドアを見た。
「しないの?麗香のヤル気見せてっ」
「いい加減にして。帰る。だったら、帰る。もういいっ」
 私は背を向けた。
 からかうような言い方が癪に障る。頭に来た。馬鹿にして。人の心に付け入って。逢いたかったのに、逢いたかったのに……。
「入れたいよ、麗香の中に」
 切なそうないい方に二歩目の足が止まった。
「脱ぐんだ、そこで……したいんだろ?俺と。今日は入れるよ。麗香の中に出したい」
 頭に来る。人を馬鹿にして、馬鹿にして……私は、馬鹿よ。
 足を戻して、周りを探った。先には、ドアが五つほど。開く可能性は少ないはず。住んでいるのかもわからない。前回の訪問時もその前も開いているところを見たことがないもの。だからこんなことを言っているのも分かる。
 でも、私は愛されたい。きちんと普通に愛されたい。
 逢いたかったと普通に言われたい。
 
 それなのに……。

 まず先にパンプスを脱いだ。それから、素早くストッキングをお尻から下ろした。丸めて鞄に入れて、下着に手をかける。
 なにをしているのよ。愚かよ。いいように扱われて。
 平気……平気……誰も来ない。もし、来たら……誰かに見られたら……。
 葛藤しながら、急いで下ろした。ナプキンに着く経血の汚れが見えて、それごと下着を丸めて鞄に入れた。
 ここまではまだいい。まだ隠れているから。次はスカート。スカートを脱がないと。
 念のためにエレベーターの気配を確認する。五階にいる。私は、戻って奥の黒いドアたちを見てからスカートに手をかけた。
 男欲しさに情けない。涙が出そう。こんなはずではないでしょ。こんなはずでは……。
 お尻を滑ったスカートを足首から拾い上げた。下半身を剥き出しにしてインターフォンを押しながらパンプスを履いた。
 すぐにドアが開いた。全裸の隆一君。
 涙が目尻から零れた。
 隆一君が腕を引っ張る。
 私を抱きしめてドアが閉まるや否や、左足を持ち上げてお腹を押し付けてきた。
「はぁっ」
 突然の挿入に腰が反り返った。
「堪らない。今の麗香の顔。我慢できない。ああっ、堪らないよ」
 反った腰を折るほどの激しい抽送に戦いた。けれども、焦がれた男。匂い。息遣い。
 なによりも、思い出しては散々宥めた欲情は簡単に火が着いて、業火になった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、隆一君……ああ、隆一君、すごいっ」
 言葉が出せたのはそこまで。キスをされて、舌を強く吸われた。
 もうこんなことしないでと言いたかったのに。こんな恥ずかしいこと。
 膣がきつく隆一君の勃起を掴んでいるのが分かった。亀頭が熱を持った膣壁を摩擦する。絶頂感が迫るのはずぐだった。  
 私は夢中で隆一君のキスを受けた。流し込まれた唾液を吸って、鞄を投げて背中を抱きしめた。
「脱いで……上も脱げよ」
 隆一君が言うから私は自分でブラウスを脱いだ。ああ、裾が少しだけ赤くなっている。経血が付いたみたい。
 でもいい。今はいい。私はシルクのブラウスを玄関に投げてブラジャーも外した。
「ああ、麗香……いいっ」
 隆一君は、まるで子宮口を捏ねるように腰でグルグルと円を描いた。グチュグチュと音がした。それから、何を思ったのか、ゆっくりと腰を引いた。経血で真っ赤に染まっている陰茎に興奮をしたみたい。
「ああ、真っ赤。麗香に汚されて真っ赤だよ」
 亀頭まで抜かれると、赤い塊が足元にポトッと落ちた。お互いの太腿まで経血で汚れている。
「待ってろ、そのまま」
 隆一君は、部屋の奥まで行くと手に男性器の形をした物を持って来た。
「お尻、いじらないと逝けないだろ?麗香は、いじめられないと逝けない躰になりつつある」
 隆一君はドアの前で背を向けさせた。黙ってお尻の孔への辱めを飲み込んだだけじゃなく、両手を後ろ手に拘束された。
「ひぐっ」
 すぐに振動が始まる。
 隆一君は前を向かせて、また太腿を持ち上げた。
「どれだけ逝ってもいいけど、そのヒールで倒れるなよ。俺が出すまで我慢だ。それからここ、一応玄関だからね。もうすぐフラワーアレンジ教室の生徒が出入りする時間だよ」
 ああ、そうよ。忘れていた。ここはまだ玄関。数センチ向こうはマンションの廊下。
 声を出したらいけないの。でも、そんな理性は二分で消えた。
 噛み締めたはずの奥歯が、幾度も押し寄せる絶頂感に解かれた。私は勃起の摩擦ごとに腰を揺すって声を張り上げた。
 そうでもしないとおかしくなる。壊れる。
「みっともない女だな。静かにしろよ」
 言うから無理やり口を噤むけれど、我慢できない。
「あっ……ああっ、いひっ……ああ、ああっ」
「次は猿ぐつわだな」
 嬉しそうに腰を揺する隆一君は乳首を捻り上げる。もっと刻んで、痛くしてと願うのはどうしてだろう。
 足首から太腿までもブルブルと震わせながら、隆一君の勃起をいつまでも掴んでいたかった。

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