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第四章 紅蓮の調教 2

「あっ……やめてっ、やぁっ」
 唯一自由なお尻を揺すったところで、何も変わらない。隆一君の指が陰唇や秘めた口を撫でまわす。 拍車をかけるのは乳首からの振動。乳房を超えて腰の辺りをくすぐるような熱くするような。
 こんな男の手に、女の口をからかうように弄る手つきに声など上げたくない。それなのに、吐息を洩らすために唇が開く。怖い……不安しかないのに……。動き回る指を追いかけるように感度が上がっていく。確実に躰が火照っていく。
 こんなはずではない。この拘束がもどかしい。私の躰に触れる手を払いたいのに。
 悔しい。
 私は壁を掻き毟るように、ベッドに爪を立てた。
「やっ……はぁ……やああぁ……」
「すっごいねぇ。グチャグチャだ。やめて?こんなに濡らしてどの口が言うんだ?ああ、そうか、オナニーしただろ?俺を想ってオナニー。だから、良く濡れる。一緒にいるだけで。焦がれた指で弄られて嬉しいだろ」
「だ、誰がっ。そんなこと、し、しないわよ」
「だったら、今日はするんだな。これから毎日、自分で撮ったオナニーの動画を俺に送るんだよ」
「そ、そんなこと」
 隆一君は、頬を寄せてきた。
「その方が麗香の好きなやり方をすぐに覚えられるだろう?離れていても俺は麗香を放さないよ。それが俺の愛し方だ」
 隆一君は、囁くように言うと指を抜いた。   
 チュルンと聞こえたのは、指を舐めた音。
 割れ目に当たっていた布の感触がなくなった。直後に妙な感覚。
「あっ、あああああっ、ちょっと」
「言っただろ?少しずつ教えてやる。逝くまで仕込んであげるから安心してよ。両方に欲しがる女にしてやる。俺のモノを入れてもらうためなら何でもする女に」 
 お尻の孔に何かを入れ始めた。その感覚が顕著になったのは開かれた具合が大きくなったから。
「いっ……痛い……い……いやよ、イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、いやあぁぁ。こんなことして……こんなことしていいと思っているのっ」
 私は顔を揺すって声を荒げていた。気色が悪い以上にソノ中に入れられたことが悔しかった。恥ずかしかった。お尻の孔を開くなんて。なにかを入れられた。
「ちゃんと塗った。これぐらいの太さは毎日出しているはずだよ……それとも、便秘気味?それはそれで楽しみだね。でも、約束しろよ。覚えても一人の時は使うな。俺との時だけだよ。俺の目の前で」
 ふふふっと低く笑われた。
 聞かされた耳が熱い。けれども、寒い。
 な、なんてこと。なんて男に私は掴まってしまったのだろう。やっぱりろくでもない男だった。年上の、しかも人妻を弄ぶだけのクズな男。
 こんなはずではないのに。こんなはずじゃないの。
 私は愛されて大事に扱われる女なの。今までそうだっだ。イヤと言えばしなくて済んで、むしろ男たちは、貞明さんでさえ私のご機嫌をとることに終始した。私の躰を優しく、優しく……。
 私は優しく扱われて当然の女なの。優しくされることに喜ぶ女よ。こんな乱暴なことに。こんなやり方に屈しない。

「もう一度言うわよ。やめて。もうやめて」
 気丈に言ったつもり。顔だって、背後にいる隆一君を見ることは出来ないけれども、十分意識して左を向いた。
「そうせっつくなよ。初めての時もそうだったけど、せっかちだよなぁ、麗香って。もちろん前の中にも敏感なマメにもご奉仕しますよ」
「だからっ、うぐっ」
 秘めた口の中に何かをねじ込まれた。まさに、ねじ込まれたと言う感覚。膣内を巨大なもので満たされて、膣襞がざわめいた。
 苦しい。満たされたのは下の口なのに、息が苦しい。しかも、お尻の孔の存在が益々大きくなる。
 あっ。
 おかしい……痛いはずなのに……私……今、私。
「あっ」
 わかるほどに躰がビクッとした。クリトリスにも何かがあたる。
 当て布を戻すとわざとそれらを意識させるように、布をグイグイと吊り上げた。
「はぁんっ」
 目一杯開かれたお尻の孔と秘口を満たした物で揺すられる。硬い物で擦られたクリトリスは、トクトクと脈を打つ。
 逃げられない。この感覚から。
 やっ……嫌よ。怖い……ああ、怖いの。
「ねぇ、隆一君、私……」
「さぁ、麗香の躰は悦んでくれるかな?」
「聞いて、おね……あ、いやっ、いや、いや……ヒグッ……ひああああああああああああああああっ」
 下半身が揺れ出した。膣口とお尻の孔が嫌と言うほど震わされる。それをすぐさま甘美な刺激に変えるのは乳首とクリトリスからの振動。
 子宮の奥が痺れる。膣襞が快感を私に教える。二つの孔に収まるそれらを私の躰は歓迎するかのように絞め上げていく。それを明確に感じるのは、自分の指でのアノ時と同じだから。
 ううん。それ以上。それ以上の……。
「はっ……はっ……はっ……はっ……はっ」
 短い呼吸をしないとおかしくなりそう。少しでも力を入れたら、意識を集中させたら、私、きっと……。 
 
 コワレル。
 
「さあ、覚悟しろ。どこまで耐えられるか見ものだな」
 バシッ。
 お尻に猛火を押し当てられたような痛みが走った。
 


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