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甘い躰・高階君と同窓会 2

 高階君は、パンツの中に手を入れてきた。
「あっ、やぁ、ダメェ」
「すっげぇ、柔らかい。ヌルヌルしてる。みあんのまんこだろ、これ。みあんのまんこだ」
 高階君は耳元で囁く。指が形を探るようにゆっくりと動く。
「んあっ」
 クリトリスを触られた。躰がビクッとして声が出た。
 このまま、ここで……許してしまおうか。
 してきたんだから、近いこと。
 気持ちがいい。でも、でも……。
 ヒロシがいる。
 高階君はヒロシの友達。
「みあん、かわいい。みあんが好きだ」
「高階君」
 だ……。
「ダメェ」
 私は、高階君を突き飛ばしていた。ガタンって大きな音が聞こえた。きっと机にぶつかった音。それを無視して、鞄を掴んでドアまで走った。
「みあん、俺とさ……」
 背中にぶつかってきた声が、教室で聞いた高階君の最後の声だった。

 それからの化学の実験は、高階君がいないことが多かった。
 ヒロシともなんとなく終わった。

 その高階君が今いる。目の前に。スーツだからか、マフィア度が上がるどころか、磨きがかかっていた。
 良く言えば、モテそう。髪は超短髪でオールバック気味。銀縁眼鏡は健在。
 良く目が合う……なんて思ってもいいかな?
 ドキドキと終始胸が高鳴っていた。
 私は、一次会終了後にさりげなく近づいた。
 いつもの私なら出来ないこと。でも、もう会わないかも知れないし、同級生だよ。なにより、もし、もし、と後悔をするには年を取り過ぎた。
「久しぶりだね」
「久しぶり」
 高階君は、笑う。
「二次会行く?」
「行かない……みあんは?」
「誘われてはいるけど」
「俺と行こう、飲み」
「……いいよ」
 私は高階君と目配せしながら少しずつ後ずさって、角の所で曲がった。
 知らぬ間に笑っていた。妙にワクワクして楽しい。
「来るとは思はなかったよ」
「うーん、別に興味なかった……けど、興味ない飲み会にも慣れてる。だったら、みあんに逢えるかも知れない方に賭けた」
「そうなの?」
「電車でさ、たまに見かけた。昔……髪、超長い時あったべ」
「あったよ、バブリーヘアーしていたもん。ソバージュにミニスカート。電車……私も探したよ。同じ線なのに逢わないなって」
「だっせーオトコ連れてた」
「え?」
「俺の方がいいのにって……言えなかったけど」
 驚いた。いくら懐かしいからって今言う??
「純だねぇ、高階君は」
 笑って誤魔化すことしか出来ないよ、私は。
「ヤろうぜ」
「ヤ……ヤ?なにを?」
「あれだよ」
 高階君は顎をしゃくる。その先には、別の男と来たことがある川沿いのホテル。  
「その気だから、来たんだろ?この道をさ」
 手を掴んできた。
「違うよっ」
 言えても、手を払えない。
 懐かしい想いもある。けれども、それ以上にセックスをしたかった。
 オトコとしたかった。したことがないオトコとヤレルのかなって、試したい気持ちもあった。
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