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第一章 奴隷妻 終

「うぐっっ、ウエッ」
 亀頭で咽頭を数回突き上げると、麗香は僕を突き飛ばした。堪え切れなくなった吐き気を玄関にまき散らした。
 相当苦しいらしい。呻きながら躰を震わせている。
 深呼吸する余裕が見えたところで言う。
「ケツを向けろ」
 麗香は、鋭くにらんできた。その顔は、涙、鼻水、自分が吐き出した胃液にまみれている。
 個人的には、さっきまでの隙のない顔が好みだけれど、どうしてか、勃起は熱いまま。同情など微塵も湧くはずもない。
「終わりじゃないだろう。君が吐き出してどうする。スッキリさせるのが君の役目なのに」
「ううっ、どうして……」
 嗚咽を洩らしながら麗香は背中を向けた。床におでこをつける形でお尻を高く上げる。
 悪くはないけれど、邪魔くさい。
 パンッ。
 僕は、スリップに隠されている尻を思い切り叩いた。麗香の躰が面白いように弾む。
「邪魔だろ。脱げよ」
 麗香は、床に擦り付けるように頭を素早く揺すった。この期に及んで嫌だと首を振ったのだ。本当にこの女はスキモノだ。
 スパンッ。
 もう一度、僕は尻を叩く。さっきよりも力を込めて。
「ぬ・げ」
 麗香は、「うっ」と洩らしてから、躰を起こした。スリップの肩を掴んで、スルスルと脱いでいく。
 シミ一つ無い、無駄な贅肉のだぶつきもない綺麗な背中が現れた。しかしその下の尻は、手形が付いている。
 僕の愛のシルシだ。
 麗香は、床に手を着いてその赤味を僕へと突きだした。
「もっと足を開くんだろう」
 今回は素直に足を開いた。
「自分で開け」
 ギリッと奥歯を咬む音がした気がした。
 麗香は、震える手を回して肉厚な皮膚を左右に開いた。
 ほら、僕から愛の施しを受けた証拠だ。
 蔑まれ、髪を掴まれて、口の中を蹂躙されたから。手形が残るほど尻を叩かれたから。 中心の秘肉は真っ赤に燃えて、滴るほどの潤いを魅せている。
「まだ、たいしたことをしていないのに……どスケベが」
 放ってから、僕は、靴を脱いで膝をついた。そして激しい脈を打ちながら怒張を続けている勃起を掴んで麗香の濡れた口にあてがった。
「あっ」
 麗香は、わずかに腰を引いたけれど、僕は腰を進めて亀頭を少し収めた。
「自分から来なさい」
「ぐっ」
 麗香は、モゾモゾと後退してから高く上げた尻を僕の腹に近づけた。
 麗香の薄い尻の間にある濡れた口が自分を飲み込んでいく。僕はその上のきつい窄まりを眺めて訊いた。
「どうだい?満足か?」
 麗香は、肘を曲げて体勢を保っていた。首をうなだれたまま返事がない。
「まだまだか……」
 僕は、麗華の腰を掴んで突き上げ始めた。
 パン、パン、パン、パン。滑稽なほどにリズミカルな音が玄関先に響き渡る。
「ほら、いいだろう。君の好きなものだろう」
 僕は、息を弾ませながら麗香の子宮を何度も突き上げた。闇雲だ。麗香の粘膜を使って、自分の快感だけを得ればいい。射精できればいい。
 僕への服従心を麗香に植えつけることが出来ればそれでいいんだ。
 
 せっかくの愛のシルシの色が薄まった。
 僕は麗香の尻を左右の手でパーンと思い切り叩いた。
「んふっ」
 麗香は躰をビクッとさせた。中の秘肉は呼応してギュッと絞まる。
 勃起からの快感が背筋を通る。
 ああ……いいよ……。
 その快感欲しさに僕の手は勝手に麗香の尻を叩き続ける。
 パンッ、パンッ、パンッ、パンッ。
 そうしながら、奥の奥をズンズンと突き上げる。
「あっ……ん……いや」
 手と腹による打擲音が響くたびに麗香の柔らかな肉襞が僕をギュッ、ギュッと締め上げる。僕の突きも激しくなる。
 いつしか、麗香の尻は真っ赤になっていた。
「いいと言え。ほら、気持ちいいと言え」
 力任せの連打に麗香の躰が前へと逃げていく。それを捕まえて、亀頭を子宮にグリグリと押し付けた。
「うふっ……ああっ……」
 麗香の両腕がブルブルと震えた。痛みではない。恐怖でもない。
 思いやりの片鱗もない行為でも麗香は感じてきている。
 そうはいくか。
 僕は、麗香の好きな子宮から亀頭を離して浅瀬を突いた。ヌラヌラとした野太い陰茎が、半分ほど膣口に入ってはギリギリまで引き戻される。打擲音は消えて、摩擦のたびに亀頭と濡れた膣襞は、ヌチュヌチュと音を立てた。
「あ……」
 麗香は、戸惑ったようだ。どうして?奥まで欲しいのにと白い裸体は一度くねった。
 その背中を冷笑しながら僕は、膣口から亀頭を抜いてはまた挿す、を繰り返す。
 しかも、ゆっくり、ゆっくり。
 逝かせない。そう簡単には決して逝かせるもんか。
 お前も生き地獄を味わうんだ。
「あ……ねぇ……」
 麗香は尻を突きだしてきた。隙あらば男根を飲み込もうとする欲深さは脱帽ものだ。
「仕方ないなぁ。ほら、ケツ振れよ。奥まで欲しいなら、そう動け。ご主人様にかけて欲しいんだろ?」
 麗香の逡巡が背中に見えた。だが、すぐに腰を突きだしはじめた。正確には、腰を上下に揺する感じだ。
「はぁ……ああっ……」
 声まで上げ始める。真っ直ぐな美しい背骨が僕の男根に絡まる白蛇のようだ。
 そこまでされるなら。
 僕は、腰を掴んで奥の奥まで突き上げた。
「はぁぁぁぁぁぁんっ」
 麗香の悦びが全身に見える。
 僕は、腰の回転を急速に上げた。
「はぁ……ああっ」
 麗香が堪らない様子で、顔を上げて喘ぐ。
 欲しいだろ?痙攣が止まらない絶頂がお前は欲しいんだ。
 僕は、麗香の高みのかなり手前で思い切り果てた。
 ふぅ。
 息を吐きながら引き抜くと麗香は絶望を感じたようだ。
「あっ……あああ……」
 地団駄を踏みたいほどの女の苛立ちが全身から発せられている。僕は敢えて叩きも弄りもしない。
「風呂の後は分かっているんだろう」
「うううっ」
 麗香は、玄関前の廊下にうずくまった。足の裏に精液が流れ落ちた。いやらしいな、と思いながら鞄を持った。

 今日の夕飯は、豚の生姜焼きだ。麗香の料理はとてもおいしい。生姜焼きも甘めで僕好みだ。
「おいしかったよ。生姜焼き。明日は、豚汁なんてどうだろう。寒いから。まぁ、麗香のご飯はなんでも好きだけどね」
 僕がご機嫌で言うと、その気持ちに調子に乗ったらしい。
「ねぇ、もう疲れたの。顎も舌も痛い」
 テーブルの下から聞こえてきた。
 お決まりのスウェットの先を覗き込めば、濡れた勃起、そして麗香が見えた。
 食事の間中、僕は麗香にフェラチオをさせていた。裸のまま。
 玄関で全てを脱いだ時から、衣類を纏うことを許されない。もちろん、崩れた顔を直すことも。
 僕は、台所の中を右往左往する裸の麗香を眺めることが好きだ。僕のために一生懸命。僕だけのために……。

「そうかい。じゃあ、おいで」
 持ち上げていた湯呑を置いてから、立ち上がった。そして、テーブルの下に優しく手を伸ばした。
 麗香の顔に恐怖の色が浮かんだ。首を素早く振りまでする。
「どうした?おいで」
 麗香は、躰をすくめて動こうとしない。だから仕方なく、怒鳴った。
「来いと言っているんだ」
「は……はい」
 麗香は、僕の手を握ってテーブルからはい出た。
 行く場所は、目の前のリビングのソファー。そこに手を着かせた。
「麗香はこっちの方が好きなんだよな。我慢が出来なくなったんだな。しょうがない女だ」
 僕は、後ろから麗香の胸を掴んだ。
「ん……うふぅ」
「楽しみはまだまだ続くよ。君が望むように一晩中……まだまだ序盤だね」
 ツンと立っている乳首を中指と人差し指でしごいてみせた。麗香は、腰を左右に揺すって素直に身悶える。
「ふぅ……んん」
「待ってろ。今、あげるから」
 僕は、風呂に入る前に部屋から持ってきておいたローションを手に取った。
「え?あ、いや。お尻はいや」
 麗香は、振り返って首を振る。怯えた顔が堪らない。
 そんな顔が好きなんだよ。
 僕は、顎をしゃくった。
「いや……嫌なのに」
 麗香の両目は、涙を浮かべ始めている。そのくせ、割れ目はもうグジャグジャだ。
 僕は、ローションをアナルに運んだ。
「ひぐっ」
 麗香は、腰を引いてアナルのシワを引き締めた。僕は、その窄まりに指先を沈める。
「はぁ……あぁぁ」
 どっちだよ。麗香は、苦しいとも嬉しいともとれる声をあげた。
 僕は指を進めて内側に塗りたくる。麗香は、尻を左右に揺すりながら指をぎゅっと締め続けた。
 気持ちいい。
 その感触を楽しむように指を前後に動かした後で指先を曲げて中のツルンとした粘膜を撫でた。
「あっ……いや……嫌です」
「何が『いや』だ。ここだって欲しいと言っているじゃないか」
 ぬぷっと指を抜いてから、ローションを勃起にたっぷりと塗り付けた。
 皺の中心に亀頭を押し付けると、強い抵抗を感じる。構わずに押し続けると、亀頭で皺が見えなくなる。得るのは、究極のきつさと辱める悦び。
「んんん」
 麗香は、顎を上げた。全身に力が入っているようだけれど、潤った孔は僕のドス黒い感情で膨れ上がった勃起の侵入を快く許した。
「ああっ……あああっ」
 麗香の背中が戦慄く。
 狂おしい摩擦を受けながら根元まで収まると、僕はすぐに動き出した。
「んっ……ふっ……」
 ギリギリと聞こえたのは、ソファーを強く掴む麗香の爪だ。背中には噴き出した汗。
「いや……ああ……いや……」
 心地いい麗香の声が僕を絶頂へと誘う。
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