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category: 淫らに教えて(14作)

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淫らに教えて 1

「お義父さん、いってらっしゃい」久美子(くみこ)は夫の父親である秀樹(ひでき)の背中に笑顔を向けた。磯村家に嫁いでからほぼ毎朝していることである。そして義理父の靴を履く後姿を愛おしげに眺めるのも毎朝のことだった。ネクタイはノーブランド。スーツももう何年も着たものだ。それでも久美子は秀樹のスーツ姿が好きだった。若い夫にはまだない苦い経験と労した時間だけが作る男の余裕を感じて見惚れてしまうほどである。秀樹...

淫らに教えて 2

「い、磯村君……どうしているの?」なんとか出た小さな声で問いかけながら、久美子は掛布団を引き寄せて身を隠すように抱きしめた。よりによって自分の部下が相手。同じことを繰り返したなんて後悔以上の自責の念だ。久美子はアジア諸国を中心に取引を行う総合商社に勤めていた。自動車部品の輸出入を担当する第三課の課長だ。そして磯村聖人は出世コースまっしぐらと社内でも注目されている部下。有名大学云々なんてことを信用して...

淫らに教えて 3

「では、お疲れ様」久美子は駅の改札で後ろを歩く聖人を見ずに言った。部屋を出てから唯一聖人にかけた言葉だった。お疲れ様もへったくれもないが、この言葉しか出てこなかった。その前の会話は静かな部屋での身支度の末の出る間際。自動清算機前で久美子が財布を出した時だ。「あ、俺が出しますよ」聖人は慌てて財布を出してきた。だけど久美子は一万円札を二枚送り込んだ。「なに言ってるのよ。私が言い出したことなんでしょ?そ...

淫らに教えて 4

嫌がらせかと思ったのよね、絶対。こっちは独身の年増だぞ。無理やりにでもご機嫌取る為に一発やっとけよ、コラ。そう遠回りに誘ったのに、無理しないで、なんて言葉を鵜呑みにして期待に応えなかった自分への復讐かと思ったのよ、磯村君。どうしよう。そんなつもりなんてこれっぽっちもないのに。言われた通りに陽がサンサンと降り注ぐ屋上で一人昼食をとろうと手作りお弁当を開きはしても、食欲はまったくなかった。何を言われる...

淫らに教えて 5

それから六時間後。久美子と聖人は個室メインの居酒屋に入った。聖人が予約したものだ。「嬉しいです。すっぽかされるかと思っていましたから」ビールとお任せコースをスマートに頼むなり、打って変わっての態度で聖人はモジモジと言って来た。掘りごたつのために正座こそしていないが俯き加減でやや下半身を揺するその仕草に久美子は土曜の朝の聖人を思い出した。お昼休み以降、躰が火照って仕方がないからなおのことそちらに考え...

淫らに教えて 6

聖人に手を引かれて駅裏を左に曲がった。ブルーのライトアップが綺麗なラブホテル。久美子に迷いも戸惑いもない。聖人の熱い手がとても頼もしく、その熱がそっくり自分への想いに感じられて心は昂ぶる一方だ。部屋に入っても聖人の勢いは止まらない。鞄を置く暇も惜しいほどに素早く久美子を抱きしめてキスをする。久美子は鞄を床に落して聖人を抱きしめた。自分を差し出すように舌を挿し込む。聖人は鼻を鳴らしてその舌を吸った。...

淫らに教えて 7

うっすらと開いている久美子の唇は聖人を求める心を表していた。聖人は、久美子を見つめたまま唇を下ろした。下唇を挟み、啄んでから深く押しつける。久美子は聖人の首に両手を巻き付け、揉み合うように動く唇の間に薄桃色の舌を挿し込んだ。舌先で弾かれて少しずつ強く吸われる。もっと……もっと深くと訴えるように。子宮に引き攣るなというのが無理な話なほどに気持ちがいい。さらに聖人は舌を吸いながら右手を白いカットソーの中...

淫らに教えて 8

聖人は、足首をすり抜けたショーツを持ったまま、久美子の躰に憧憬の視線を無遠慮にぶつけに行く。体格こそ小柄ではないが豊かなバストにくびれたウエスト。漆黒のデルタ型の裏は丸いヒップ。細くない太腿の先は華奢な足首。ペッタンコ過ぎない腹部が女性のまろやかさを厭味なく伝える。久美子はまさに三十代女盛りの女体の好いとこ取りをしているのだ。「本当に……本当に俺の奥さんになってくれるんですね」「え?」「だ、だって私...

淫らに教えて 9

ゆっくりと食道を下りて行く精液の感触と鼻を抜ける青臭い匂いを堪能しながら尚も残りがないか亀頭をすする。「あうっ」躰を震わせながら声を上げた聖人は腰を引いた。淫らな糸が唇からツーッと伸びて切れた。「す、すみません。まさか飲んでくれると思わなくて」苦しさから真っ赤になった久美子に負けないほどに聖人の顔は深紅色を強めた。久美子は腰を下ろして女の子座りをしてから優しく微笑んで首を振った。「どうして?飲みた...

淫らに教えて 10

ぼんやりとする頭の中に、発した自分の声と滾った血流のざわざわとした音だけが共鳴する。身を起こした聖人が目の前で愛液光る口を動かしているが良く聴こえない。その中で湧き上がるのは溢れんばかりの想いだ。久美子は左手で聖人の頬を撫でた。聖人は目を潤ませたまま笑顔を作り、繋いだままの久美子の手首にキスをしてから手を離した。膝を進めてペニスに手を添えながら腰を落とす。「ああっ」亀頭がググッと押し開いただけで久...

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