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category: 奴隷妻 連載開始  1/2

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第一章 奴隷妻 1

「はぁ……お疲れ様」 つい、背もたれに身を預けつつ言っていた。「はい、お疲れ様です。今日も大変な患者さんでしたね」「え?あ、うん」 僕は慌てて振り返って、ピンク色の白衣を着ている水森真奈美に微笑みかけた。「季節の変わり目で咳喘息を起こしやすい季節だからね」「ですね」 水森真奈美は、左右に小さなエクボを見せるとその顔のままベッドのシーツを剥がしにかかった。つい数分前に五歳の男の子が横になったベッドだ。...

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第一章 奴隷妻 2

 合図の為のインターフォンを鳴らした後でドアを開けた。「帰った」 どれほどそうしていたのだろう。妻の麗香(れいか)は床に手をついたままかしこまって出迎えた。「お帰りなさいませ」「光莉(ひかり)は?」 一人娘のことを訊きながら鞄とコートを床に置いた。「お、お友達の所に泊まりに行きました。明日は土曜日ですし。学校がお休みで」 手を床についたまま応えた麗香の声は震えていた。「ふーん、そうか。君も好きモノだな...

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第一章 奴隷妻 終

「うぐっっ、ウエッ」 亀頭で咽頭を数回突き上げると、麗香は僕を突き飛ばした。堪え切れなくなった吐き気を玄関にまき散らした。 相当苦しいらしい。呻きながら躰を震わせている。 深呼吸する余裕が見えたところで言う。「ケツを向けろ」 麗香は、鋭くにらんできた。その顔は、涙、鼻水、自分が吐き出した胃液にまみれている。 個人的には、さっきまでの隙のない顔が好みだけれど、どうしてか、勃起は熱いまま。同情など微塵...

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第二章 未知の世界 1

「いってらっしゃい。気を付けてね。あ、貞明さん、今日はいつものランチ会だから昼間は留守にします。電車なので車は置いていきます」 行ってきますと言った娘が夫のセダンに乗り込むと、貞明さんも頷いてから乗り込んだ。一瞬見せてくれたエクボに少しだけときめく。「いってらっしゃい」 走り出す車にいま一度言ってから、五軒ほど先の角を曲がるまで見送った。小さく息を吐いて、なんとなく空を見上げてから玄関に入った。 ...

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第二章 未知の世界 2

 娘の有名私立中学への進学は私の環境も変えた。 それがこのランチ会。月に一度必ず行われる。 小学校の時にも、役員絡みで親しくなったママ友とのランチ会は何度かあったけれどもとても気を使った。 なんと言うか、まったく楽しくなかった。偶々なのかも知れないけれど、気軽にイベントに誘える友人は出来なかったし。 けれども、今は違う。 食べたい物を言えて、着たい服を着て、したいお洒落をしても浮かない。それこそ、...

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第二章 未知の世界 3

 お料理はおいしい。でもどうしてだろう。いつかみたい。 ああ、もう。この場所はつまらない。 朱美と御嬢さんと光莉の四人でミュージカルに行かないかと誘おうとしていたのに。 朱美は、上島さんと向かいに座る立花さんとで盛り上がっている。 どうして? 私がなにかした? 家に帰ってメールでもしてみようかな。 私は、朱美が会計を済ませるまでそんなことばかりを考えていた。 「じゃあ、また来月。なにか希望があった...

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第二章 未知の世界 4

 女王……様? 無縁な言葉のはずなのに、胸がざわめいた。 理由が分からない。 けれども、あの上島さんが関わるなら……違う。関わるからこそ、私が朱美のそばにいないと。朱美には悪いけれど、上島さんのことは信用できない。長嶋さんと金子さんの印象だって、良くないみたいだし。私の勘違いではない。きっとない。 その想いは、朱美とミュージカル鑑賞の約束をしてからも、家に帰って夕飯の支度をしてからも変わらなかった。 ...

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第二章 未知の世界 5

 若い彼に動きそうな視線を無理して朱美に向けた。朱美はいつにも増して艶やかだ。「ごめんね。お待たせ」 言ってから気が付いた。もう一人男性がいる。こちらも若い。 けれども、この彼よりは上であることは確実。 二人とも似たような服装ではある。ジャケットに中はシャツで下はチノパンだろうか。違うのはそれぞれの色だけ。ジャケットは紺とグレー。紺は、幼い彼の方。学生の制服のように見えなくもない。「ううん。大丈夫...

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第三章 群青の支配 1

 濡れていると言うべきか。つい今までの若い成功者としての風格とは打って変わっての、甘えたような怯えたような瞳。そこには嫌悪がない。あるのは完全な親愛。 忘れていた。朱美は、女王様。颯太君は下僕。朱美の言うことなら、なんでも聞くシモベなの。「俺にも着けてください。麗香さんが」 え? 隆一君が言っている相手は私だ。 でもなにを?なにをつけているのかわからない。朱美が見せた物はネックレス。それ以上の何か...

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第三章 群青の支配 2

 そうとわかれば、形が男性器だと気が付く。「結構重いんだよ。我慢できるか心配」 隆一君は、私に持たせた。 確かに重みがある。これをずっと?その場所にずっと。 生唾を呑んでいた。自分が着けられたような感覚を覚える。秘めた口に力が入った。最近では忘れていた女性器が存在を知らしめる。「どうしよう。俺、それなりに女いるんだけど、麗香さんだけになっちゃうね。シリコン製の軽いものもあったけど、これにしてよかっ...

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