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category: 失墜の堕天使・典子  1/2

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〈失墜の堕天使・典子の章 1〉

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「ああっ……はぁ……の、典子さん……もういいでしょ?」「ダーーメェー」裏筋を左右にレロレロレロとしてから、その痕を探すようにカリ首に舌を絡めつつ、上目使いで見る。泣き出しそうに細めて涙を浮かべた瞳が私を捉える。スッとして形いいはずの鼻の穴をいやらしく目一杯拡げて喘ぎ続けている。その愛らしい顔を見てから、今一度深く唇をスライドさせた。「あっ、はぁぁぁぁぁぁぁぁっ」達也は両手にシーツを強く握って腰から太腿を...

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〈失墜の堕天使・典子の章 2〉

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釜谷さんの計画通りに付き合うなんて面白くない。でも、私は達也に連絡をしていた。あんな風な初めてで良かったのかと心配したから。とわざわざ思ったと言うことは、どこかで惹かれていたからだ。女性の経験どころか、免疫が少ないのは、しどろもどろになったり、急に早口になったりする電話口の口調で良く分かった。そんな男性は初めて。ルックスが良くて真面目でも、夜の世界で生き残れないと危惧する気持ちも良く分かった。それ...

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〈失墜の堕天使・典子の章 3〉

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探し求めた宝物を扱うように恐る恐る触れるから、余計に神経が研ぎ澄まされて甘美さに震える。こちらの様子ばかり気にしているかと思えば、強引さを垣間見せる。そんな達也のセックス。男にして……そう言われても、何をしてあげればいいのか分からない。恥ずかしがることをして、痛み、悶え、懇願、狂気の果ての快楽を与えることは簡単なことだけど、それを達也には出来なかった。想像すらしなかった。何も考えずに性と生が持つ本能...

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〈失墜の堕天使・典子の章 4〉

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「ひっ!?」私はビクッと躰を震わせて下を見た。割れ目が冷たい。スカートの中に突っ込まれているのは釜谷さんの手。「熱すぎだから、冷ましてあげたよ。溶けたらもう一つ入れる……ちゃんと見てあげなよ」飲みかけの水割りから氷を取り出して、私のショーツの中に入れていた。釜谷さんの顔を見ている間にアナルの方までツーッと冷たい線が落ちていく。私は少しだけ眉を寄せた。釜谷さんは軽くキスをしてからすぐに無表情の顔を離し...

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〈失墜の堕天使・典子の章 5〉

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「あっ」その声を口火に、達也は乳首に針を刺されて行った。「ああっ……はああっ」プツッと皮膚に入る時と出る時。乳首に一本が貫通するごとに心からの甘声を上げる。右三本、左三本。長い針が計六本。達也の胸の上で光っている。「はぁ……はぁ……」聞こえない息遣いが見える。針の光りが散乱するほどに、達也の息は上がっている。もしかしたら、逝ったのかも知れない。私は達也の股間を見ていた。その股間から女王様は固定していたオ...

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〈失墜の堕天使・典子の章 6〉

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「見たの?今の」自信無さ気に私を見る達也の声は掠れていた。反して私の声は自分で驚くほどに透き通っていた。「うん。良かったよ。すごく興奮した」貴島に言われたからじゃない。言いたかった。労いたかった。彼の仕事だから。早速、抜こうとして、達也の乳首に刺さる針に触れた。「んぐっ」達也はビクッと胸の筋肉を締めて、奥歯を噛んだような声を洩らした。「あ、ごめん」「いいよ……気持ちいい……典子さんだから」私は、目をト...

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〈失墜の堕天使・典子の章 7〉

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『典子……典子の許容範囲を計り損ねた……ごめん』達也から奪うようにして私をタクシーに押し込んでから、釜谷さんは私の肩を抱きながら、苦しそうに言った。首を絞められたことを心配してではない。とっくに芽生えていた想いを自覚してしまったことが生む苦しさを危ぶんでだ。恋をしている……と。『どこかで飲もうか?』優しさしかない言葉に首を振った。いつもの場所で下ろされて、家までを歩く。私が帰る場所はここ。絶対にここ。主...

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〈失墜の堕天使・典子の章 8〉

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「だいたいの場所は訊いたんだけどなぁ。この通りを左って」エコバックを左右の手に下げる主人と並んで歩いた。中沢さん、佳奈子夫婦の家に向かうために。片方にはお祝いとしてのベビー服と布絵本が入った紙袋。家を出る時は雨が降っていたから、濡れないようにとそうしてきた。もう片方には、駅ビルで買ったローストビーフやサラダとお惣菜類が入っている。私と主人を引き合わせてくれた中沢さんと佳奈子は去年の五月に結婚をした...

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〈失墜の堕天使・典子の章 9〉

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中沢さんは紺のポロシャツにベージュの七分パンツを穿いていた。バーベキューの時もそんな服装を見たことがあるし、パンツこそ違うけど主人の出勤スタイルもそんな感じだ。けれども、この時は若い父親の休日ルックと言う言葉が頭の中で踊っていた。「こっちだよ。雨降ってたのに電車で悪かったな。ここまではすぐに分かっただろ?」「分かったよ。いい場所だな」「中に公園があって、スポーツジムやら託児所もある。反対側の奥にま...

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〈失墜の堕天使・典子の章 10〉

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「あっ」思わず手が出た。女性の胸の中にいる赤ちゃんの手から落ちたタオルを拾って女性に渡していた。「ありがとうございます」女性は笑顔で頭を下げて、反対側へと歩いていく。佳奈子の赤ちゃんを見てから、やたら乳幼児に目が行くようになった。正確には、主人が赤ちゃんを抱いた姿を見てからだ。抱いてみなよ、いいよ、中沢さんとの押し問答の末、『待って、待って。もう一回手を洗ってくる』と言って主人は手を洗いに行った。...

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