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category: ラブコンプレックス  1/2

ラブコンプレックス 1

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「んんっ」恥ずかしいのにもっとって思う。苦しいのに気持ちいい。頭がポーッとする。そしてなんだかそこがムズムズする。そんなのを教えてくれたのは瑛太。瑛太の舌があたしの中をかき回す。あたしの全部をかき回す。全部が瑛太になる。「んふんっ」息をしようとして鼻が鳴った。これだって恥ずかしい。誤魔化すために瑛太の舌を舐めて吸う。瑛太も唸るように鼻を鳴らす。これでお相子だ。なんて間に制服の胸のボタンを一つ外され...

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ラブコンプレックス 2

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おっぱいも揉みだした。あたしは瑛太の手に手を重ねた。離してじゃなくて、なんとなく。あたしなんかよりもずっと大きな手が制服の中でもごもご動く。「んふんんっ」すごく気持ちいい。恐る恐るは瑛太の優しさの表れだ。初めこそたくさん泣かされたけど本当はすごく優しい。その時だってあたしが泣くと瑛太もすごく哀しい顔をした。本当はこんなことがしたいんじゃないって言っているのを小学校一年生だったけどあたしには解ってい...

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ラブコンプレックス 3

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「七海……おっぱい大きくなった」唇を離れた瑛太が言う。おっぱいは優しく揉んだまま。「そう?瑛太のおかげかも」あたしは緊張しながら応えた。瑛太の声が掠れていてなんとなく怖いなって思ったから。鼻息だってすごく荒い。「両方のおっぱい揉んでいい?」聞いておきながら瑛太の両手はさっさとスカートに入っているYシャツを引っ張り出した。瑛太の大きな両手がブラジャーを押し上げておっぱいを揉む。あたしは瑛太の腕を掴んだ...

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ラブコンプレックス 4

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「七海、ごめん。もう言わないから」瑛太は暑い廊下であたしを抱きしめた。堪えられない涙があたしの頬に零れた。喧嘩なんてしたくない。独りになりたくない。瑛太はそんな心が解かるみたいにあたしをすっぽり覆いながら言う。「許してよ、七海。ごめん」哀しそうな声だったからあたしは頷いた。「ホントに?じゃあ、キスして。七海から。許してくれるなら仲直り」うっ……。こういうところがすごく好き。瑛太は平気でひょいって身を...

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ラブコンプレックス 5

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「じゃあ、明日な」瑛太は持っていてくれた鞄をマンション入り口で渡しながら言った。「うん。送ってくれてありがとう」あたしは手を上げた瑛太が見えなくなってからマンションに入った。まだ五時だからお母さんもお父さんもいない。ドアを開けた瞬間から一日かけて暖められた熱気を感じる。あー、暑いよ。エアコン、エアコン。誰もいないリビングを抜けて自分のお部屋に入ってすぐにエアコンのスイッチを入れた。着替えるつもりで...

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ラブコンプレックス 6

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里音ちゃんは保育園から一緒の女の子。でもその頃のことは全然覚えていない。お母さんは毎日が忙しそうでお話もあんまりしない人だった。あたしは毎日、次はいつあっちゃんに会えるんだろう、ってあっちゃんのことばかりを考えていた。小学校も里音ちゃんと同じだったけど、一、二年はクラスも違ってお話なんてしなかった。お話しするようになったのは三年生から。里音ちゃんもお父さんがいないことを知ったのはこの時だった。里音...

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ラブコンプレックス 7

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五年生の夏休み。里音ちゃんと里音ちゃんのお母さんもお母さんの実家に行くことになった。その話をお母さんから聞いた時にあたしは嬉しかった。里音ちゃんとはクラスが違ったけどスイミングが一緒だから誰よりも仲良しだった。大好きな里音ちゃんとお泊りが出来る。里音ちゃんにあっちゃんが大事にしている川を見せてあげられる。あっちゃんと三人で仲良く川で遊べる。すごく楽しみなことだった。それなのに夏休みに入る少し前にお...

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ラブコンプレックス 8

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ピーッピーッピーッ音が聴こえた。お母さんが朝セットした炊飯器の音だ。「はぁ」手を洗おう。トイレも。お股ヌルヌルで気持ち悪い。靴下を脱ぎながら時計を見てまだ二人が帰ってこない時間かをチェックしてから下着のまま部屋を出た。手を洗ってトイレに行って紺の部屋着を着る。薄いスウェット地のパーカーと短パンは最近のお気に入りのもの。あー、そう言えばバーベキューの時、何着て行こう。この前買ってもらったお花柄のショ...

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ラブコンプレックス 9

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参観日。親に来て欲しくないっていうクラスメートもいたけどあたしは来て欲しかった。あたしに興味を持っている証拠を見せて欲しいから。休み時間の廊下。生徒や早くに来た親でいつも以上に密度がある。あたしはお友達と話すフリをしてソワソワ待っていた。すると飛び抜けて背が高い人が向こうに見えた。あっ、あっちゃん。来てくれた、なんて一瞬思ったけどその横に里音ちゃんのお母さんがいる。そうか。里音ちゃんの方に行くんだ...

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ラブコンプレックス 10

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予報では晴れだって言っていた。まだ朝早いから分らないけど、空気の匂いはそんな感じ。「いってきまーす」マンション前の道路に停まったワンボックスカーにあたしは乗り込んだ。いつもは五時起きするおとうさんがまだ四時半なのにスーツを着て瑛太の両親に頭を何度も下げた。結婚して家出て行くわけじゃないんだから。瑛太のお父さんの運転で走り出した車の中からあたしはおとうさんに手を振った。おとうさんは「いってらっしゃい...

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